頸椎・ねんざ
骨折とねんざ
捻挫(ねんざ)はスポーツや転倒などによって足首や指などをひねり関節部分が傷つくことで起こります。腫れや痛みがなかなかひかない場合、あるいは関節がグラグラしている場合は骨折や靱帯断裂になっていることもあります。
骨と骨とをつないでいる関節には関節包という袋に包まれていて、その袋の中にある軟骨や関節液とよばれる潤滑剤がスムーズな動きを助けてくれます。また関節の外側には靱帯という筋があり、それが骨と骨とをしっかりつなぎ安定した運動ができるよう関節を支えています。
ねんざをした場合、整形外科などでは湿布を貼ってもらうケースが多いと思いますが当院では氷でのアイシングをして薄膜を貼ることで傷ついた部位を保護しながら熱放出を助けるように治療します。
バイオトライポロジー
当院ではバイオトライポロジー(生体潤骨理論)にのっとり、やさしく整復します。人の身体は重力の中でうまく機能するようにできています。このことを関節を例にとって説明すると人の関節は骨と骨との間に関節包という袋があり、その中には関節液という液状のものが満たされて構成されています。
分かりやすく言うとガラス板のようなツルツルの板の上にサラダ油などを塗って、もう1枚ガラス板をはさんだようになっています。この上になったガラスを上方にしきはがすようにするとサラダ油の吸着力で動きません。
ところが上からグッと踏んずけてやれば、ちょうどバナナの皮を踏んだようにズルっと動きます。これがバイオトラポロジー(生体潤滑理論)です。
関節には骨と骨の間に関節包という袋があり、その中に関節液が入っています。ガラスの上に油を塗ってもう1枚ガラスを乗せたようなものです。
これを上下、両側から引っ張ると関節内が陰圧になり、関節の動きは悪くなります。
逆に油の上に置いたガラスを上から押し付けてみるとスルスルっと滑ります。